【宇治田原町】ハートと魅力発見旅

旅日記

宇治田原町というまちをご存知でしょうか。宇治とついていますが、宇治市ではありません。
京都府南部、宇治市の南東に位置し、綴喜郡に属しています。「日本緑茶発祥の地」といわれ、今でも宇治茶の主要な産地の一角を担っているそうです。
そんな宇治田原町は、「ハートのまち」とも言われています。由来は、まちのかたちがハートのようだから。さらに、宇治田原町内にある正寿院さんには伝わる古来から伝わる日本伝統文様の一つである猪目のかたちをした猪目窓があります。このかたちもまたハートに見えるのです。まちのかたちも猪目窓も元々はハートではありません。誰かが「ハートだ!」と“気づいた”から今宇治田原町は「ハートのまち」なのです。そんな「ハートのまち」宇治田原町には、きっと他にもハートがあるはず…!さらに、宇治田原町の魅力も知りたいと思いました。そこで、「ハートのまち」宇治田原町でハートと魅力発見の旅へ行ってきました。

バスで出会ったハート

旅はJR宇治駅から始まりました。なんと偶然にも、車内を茶室に模した特別車両でした。おそらく、期間限定で運行していたお茶の京都観光ループバス宇治やんたんライナーで使用された車両なのでしょう。調べてみると、今でも土日祝日に2往復のみ運行しているそうです。壺が置いてあったりドアが和風だったりと特徴的で面白いバスなのですが、ここでさっそくハートに出会いました。降車ボタンを押すとハートが点滅するのです。ボタンを押してから次の停車駅へ着くまでの限られたタイミングにしかハートは現われないので注目してみてくださいね。ついつい降りない駅でも押したくなりますが、グッと抑えて誰かが押してくれるのを心待ちにしましょう。なんだか子どもの頃に戻ったようなバス体験でした。

車窓から見えたハート

バスに乗っていると広大な茶畑が見えてきます。寄り道したかったのですが、ここでバスを降りてしまうと次のバスまでかなりの時間を待つことになるという事情から断念しました。しかし、気になるのはハートの箱型オブジェがあったことです。再訪の際にはぜひ訪れてみたいと思っています。なお、調べてみたところ、西ノ山展望広場という場所で、見渡す茶畑は宇治田原宗円の郷と呼ばれる西ノ山集団茶園だそうです。さらに、気になる箱型オブジェはハートキューブというのだとか。そこから見える景色については、続報をお待ちくださいませ。西ノ山展望広場https://goo.gl/maps/jtwbgQbP1dTkse3SA

春の装いやすらぎの道

旅した日はまだ川沿いの桜が頑張ってくれていました。やすらぎの道は、町の中心を流れる田原川(たわらがわ)沿いの遊歩道。約270本の桜が咲き誇るまち自慢のお花見どころです。盛りは過ぎていましたが、散りゆく桜はまさに日本の風情そのもの。道行くファミリーが楽しんでいました。桜の花びらをよく見るとハート型にも見えるかも?…というわけで、ここでもハート発見です。

宗円交遊庵やんたんでのおもてなし

さて、少し歩き疲れたところで宗円交遊庵やんたんへやってきました。ここでは、宇治田原町の郷土料理茶汁を食べられるのだとか。ぜひ、食べてみたかったのですが茶汁はランチ時のみ。遅めの時間にやってきたので、時すでに遅しでした…。次回再チャレンジしたいですね。代わりに、緑茶セットを頼みました。宇治田原町の名産品である緑茶にお茶請けとして最中がついてきます。深い味の緑茶と甘すぎない最中が合うのです。また、店員さんに「お茶の写真を撮っても良いですか?」と聞くと「もちろんです。どうぞ」と笑顔で言ってもらえました。心(ハート)を感じたのでした。

ほうじ茶ソフトを美味しくいただく

歩いていると、高田通泉園さんを通りがかりました。お店の前には、ソフトクリームの文字。その日は春とは思えないほど暑い日で、アイスという文字の誘惑にあらがうことは不可能でした。するすると吸い寄せられるように店内へ。高田通泉園さんは大正13年創業の茶問屋で、厳選した茶葉やお茶スイーツを店頭販売されているそうです。せっかくなので店内を見ていますとたくさんの茶葉や茶器等が所狭しと並び圧巻でした。そして、ふと思いついて茶葉を購入。実家へ送ろうと思いました。ハートのまちに来ているからこそいつも言えない感謝の気持ちにも気づけたような気がしたのです。もちろんほうじ茶ソフトも購入。お庭でいただきました。濃厚なお茶の味がくわっと口いっぱいに広がりとても美味しかったです。

桜の正寿院でハートを探せ

旅の最後を飾るのは、正寿院さんの桜ライトアップです。正寿院さんといえば猪目窓が有名です。この猪目とはハート型にそっくりのかたちをしていますが、約1400年前からお寺や神社などに建築装飾として使用されている日本の伝統文様です。災いを除き、福を招くのだとか。ハートと猪目。生まれた場所は違っても、どちらも幸福な意味で、そっくりなかたちをして今に伝わっているのです。不思議なご縁を感じますよね。

なお、正寿院さんでは猪目窓以外にもこの文様が使われているそうです。私が発見できたのは釘隠し。よくよく見てみると穴が猪目です。他にもあるそうなので、ぜひ探してみてください。

正寿院さんの猪目窓の醍醐味は、四季によって色が変化し季節の移ろいが楽しめることです。今回は桜のピンク。夜桜がライトに照らされることでひときわ映えていました。

まとめ

以上、「ハートのまち」宇治田原町でハートと魅力発見の旅でした。まだまだ発見しきれていないハートと魅力があることは間違いありませんのでまた旅にいこうと思います。そして、こちらの記事も第二弾第三弾とシリーズ化して、これからも宇治田原町についてお届けしてく所存ですので引き続きよろしくお願します。

また、今回の内容でYouTubeも更新致します。ゲーム風Vlogです。ここでは載せきれなかった画像や動画が盛りだくさんなので、合わせてお楽しみいただければ嬉しいです。
それでは、第二段にてお会いしましょう。

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