【新選組】京都の新選組聖地を巡る

旅日記

新選組が大好きだ!
京都で新選組の聖地巡礼をしたい!
新選組好きの友人が京都に来るから案内したい。
でも、どこが聖地なのか詳しくはわからない!
そんな方に、オススメの新選組ゆかりの地を紹介していきます。

新選組と言えば、幕末動乱期に活躍した剣客集団。現代では小説やアニメ、ゲームでも大人気ですよね。私も好きなタイプを聞かれたら、土方歳三と答えるほどに大好きです。

そんな土方副長、近藤局長らの新選組内で有名な隊士たち、いわゆる試衛館派のほとんどは東国(東日本)出身者です。しかし、新選組の発祥の地というと実は京都なのです。さらに、新選組が最も栄えた期間、彼らは京都で過ごしました。ですので、京都には新選組に関係する史跡が多数あります。

今回、有名な場所からあまり知られていない穴場まで、京都にある新選組聖地10ヵ所を紹介していきます。

壬生寺

新選組ゆかりの地であり、境内の壬生塚には隊士の墓塔がまつられています。今でこそ人気の新選組ですが、当時は畏怖された存在でありました。さらには、朝敵として追われる身となる彼らの資料はあまり残っていません。そんな中でにあって壬生寺は彼らの誇りを尊重し保護し続けた寺院で、それは今でも変わっていないのだと感じます。

場所:京都市中京区壬生梛ノ宮町31
時間:8:30~16:30
料金:境内拝観無料、壬生塚・歴史資料室200円

壬生塚の近藤勇胸像

八木邸

前身である壬生浪士組が八木邸・前川邸等を屯所として定め活動を開始しました。その中でも、八木邸は一般公開されています。隊士たちが実際に暮らし、芹沢鴨ら水戸組の粛清の舞台ともなった場所が現存しているだけでも貴重なのに、直接入って見ることまでできるのだからありがたい話です。正式に新選組が発足し池田屋事件などの活躍を経て西本願寺に屯所を移すまでの、いわば黎明期から発展期をこの地で暮らました。

場所:京都市中京区壬生梛ノ宮町24
時間:9:00~17:00(最終受付16:00)
料金:1,100円(ガイド・抹茶・屯所餅付き)

八木邸入口(中は撮影不可)

光縁寺

山南敬助総長ら、新選組の隊士や縁者の墓があります。しかも、一般の人でも手を合わせることができるのです。ただし、ここはいわゆる観光地ではありませんので、見物・見学はできません。他の方の迷惑にならないように、そっと心の中で山南さんとお話しましょう。個人的には、ここの静かすぎずうるさくもない絶妙な空気感がものすごく好きです。

場所:京都市下京区綾小路大宮西入四条大宮町37
時間:9:00~17:00
料金:供養料1人100円

光縁寺入口(見学・見物のみは不可)

金戒光明寺

新選組の始まりの地。江戸時代に城郭構造に改められ、寺でありながら武士の拠点として遜色ないように整えられていました。幕末には京都守護職となった会津藩主松平容保によって、その本陣となったのです。新選組は守護職御預として京都の治安維持に活躍することとなります。 また、新選組とは関係ありませんが五劫思惟阿弥陀仏、通称アフロ大仏様も見どころですので、ご拝観の機会にはぜひお立ち寄りください。

場所:京都市左京区黒谷町121
時間:9:00~16:00(境内自由)
料金:境内拝観無料(秋の特別拝観有料)

本殿

池田屋跡地

新選組史上最大の功績と言える池田屋事件。その舞台は今居酒屋さんになっていますが、その前には石碑が残されています。池田屋事件後、血まみれの中徒歩で移動した隊士たちは多くの衆目に触れ、「新選組」の名が市中に轟いたといいます。それになぞらえて、ここから壬生までの道のりを実際に歩いてみるのも趣深いかもしれませんね。

場所:中京区三条通河原町東入
時間:なし(はなの舞休業中)
料金:なし

三条大橋

池田屋事件の際の刀跡が残る三条大橋。人通りが多い橋ですから立ち止まるのは難しいですが、実際に見れます。早朝などの人が少ない時間を狙ってみてください。決して通行の妨げにならないようにお気を付けください。

場所:三条大橋東詰
時間:なし
料金:なし

角屋(島原)

新選組隊士が通ったと言われる島原。今でも史跡や資料館が残っています。隊士たちにとっては、出世しなければ来ることのできない夢の場所だったことでしょう。

場所:京都市下京区西新屋敷揚屋町32
時間:10:00~16:00(現在休業中)
料金:1000円

蛤御門

禁門の変の舞台。京都守護職(会津藩)と長州藩の戦いであるので、京都守護職御預の新選組も動員されたものと思われます。しかし、直接的な活躍の記録は見つかっていません。なお、蛤御門には銃創が残っています。

場所:京都市上京区烏丸通下長者町上ル
時間:なし
料金:なし

西本願寺

大所帯となった新選組が広い屯所を求めてやってきた場所です。鼓楼周辺が屯所とされますが、非公開。建物を外から眺めるこはできますよ。西本願寺自体は長州藩との繋がりの方が強く、新選組を喜んで受け入れたというわけではなかったようです。境内で大砲の訓練をしたという逸話もありますから迷惑な客人であったことでしょう。

場所:京都市下京区堀川通花屋町下ル
時間:5:30~17:00
料金:境内拝観無料

不動村屯所跡

前述の通り、西本願寺としては新選組に出て行って欲しいという思いがあり、寺側が資金を提供して新選組京都最後の屯所は造られました。場所は不動村とされていますが、資料がなく謎の屯所。いくつかの推定地に碑が建つのみです。

場所:京都府京都市下京区松明町(新選組 不動堂村屯所跡)
   京都府京都市下京区南不動堂町(新選組最後の洛中屋敷跡の碑)
   京都府京都市下京区南不動堂町7(不動堂明王院)
時間:なし
料金:なし

選組 不動堂村屯所跡
新選組最後の洛中屋敷跡の碑

まとめ

以上、10箇所。京都にある新選組ゆかりの地をご紹介致しました。いかがでしたでしょうか。当時のままの姿を残す場所は少ないですが、幕末を生きた彼らの軌跡がそこかしこに遺る京都で、彼らを偲んでみてはいかがでしょうか。

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